郵便で急ぎの荷物を送りたいとき、「レターパック」と「速達」のどちらを選ぶべきか迷う方は多いですよね。
どちらも翌日配達が基本でスピード感はほぼ同じですが、料金体系や受け取り方法、適した荷物の種類には大きな違いがあります。
例えば、軽量の手紙や履歴書を安く早く届けたいなら速達が有利ですが、重量のある書類や小型の荷物を送りたい場合は全国一律料金のレターパックが圧倒的に便利です。
さらに、レターパックプラスは手渡しで確実に届けられる安心感があり、ライトは郵便受け投函で不在時にも対応できる柔軟さが魅力です。
本記事では、レターパックと速達の料金・配達速度・使い分けポイントをわかりやすく比較し、シチュエーション別におすすめの選び方を解説します。
この記事を読めば、あなたの目的にぴったりな郵送方法がすぐに選べるようになります。
レターパックと速達の違いとは?
郵送を急ぎたいとき、「レターパック」と「速達」のどちらを選ぶか迷いますよね。
両者は似ているようで、実は料金体系や利用シーンに大きな違いがあります。
まずは基本的な特徴を整理し、どんなときに便利なのか見ていきましょう。
サービスの基本概要を整理
レターパックは全国一律料金で使える郵送サービスです。
A4サイズの専用封筒を使って、最大4kgまで送れます。
一方、速達は通常郵便に追加料金を払ってスピードを上げるオプションです。
つまり、レターパックは「専用の配送商品」、速達は「オプションサービス」という立ち位置の違いがあります。
| サービス名 | 仕組み | 料金の特徴 | 
|---|---|---|
| レターパック | 専用封筒を購入して利用 | 全国一律・重量4kgまで同額 | 
| 速達 | 通常郵便に追加料金を支払い | 重量に応じて変動 | 
どんなときに利用されるのか
レターパックは重さや厚みのある荷物に向いています。
ビジネス書類や小型の電子機器など、少しボリュームのある荷物にぴったりです。
速達は軽量の封書や書類を急ぎで送りたいときに使われます。
例えば履歴書や契約書など、少量だけど「明日までに確実に届けたい」というケースに最適です。
レターパックの特徴を徹底解説
ここからは、レターパックの仕組みと種類について詳しく見ていきます。
一見シンプルに見えるサービスですが、「プラス」と「ライト」の2種類があり、特徴が異なります。
レターパックプラスとライトの違い
レターパックには2種類あります。
レターパックプラスは厚さ制限なしで、配達員が直接手渡ししてくれるのが特徴です。
料金は全国一律600円。
レターパックライトは厚さ3cm以内、ポスト投函が基本で料金は430円です。
どちらも追跡サービス付きなので、安心して送ることができます。
| 種類 | 料金 | 厚さ制限 | 受取方法 | 
|---|---|---|---|
| レターパックプラス | 600円 | 制限なし | 手渡し | 
| レターパックライト | 430円 | 3cm以内 | ポスト投函 | 
料金体系と利用シーン
料金が一定のため、重い荷物でもコストを気にせず利用できるのが大きなメリットです。
例えば、2kgの書類を速達で送ると追加料金が高くなりますが、レターパックなら一律料金で済みます。
「重量がある=レターパックがお得」という認識でOKです。
ライトは不在時でも受け取れるので個人向け、プラスは確実に渡したい重要書類向けといった使い分けが一般的です。
速達郵便の特徴を徹底解説
次に、速達郵便について詳しく見ていきましょう。
普段の郵便に「追加料金」を払うことで、優先的に配達してもらえるサービスです。
軽量物を急ぎで送りたいときにはとても便利です。
速達料金の仕組み
速達の料金は基本の郵便料金+追加料金で決まります。
追加料金は重量によって変動するのが特徴です。
例えば、250g以下の郵便なら基本料金に300円を加える形になります。
重さが増えるほど追加料金も上がるため、コスト管理が必要です。
| 重量 | 速達の追加料金 | 合計料金の目安 | 
|---|---|---|
| 250gまで | 300円 | 通常料金+300円 | 
| 1kgまで | 350円 | 通常料金+350円 | 
| 4kgまで | 690円 | 通常料金+690円 | 
速達が向いているケース
速達は軽くて重要な郵便物を送るときに最適です。
例えば、履歴書、契約書、試験の願書など、確実に届けたいときに選ばれます。
また、郵便局の窓口から差し出せば、その日のうちに発送処理されるので安心です。
ただし、重量が大きくなるとレターパックの方が経済的になる点には注意が必要です。
レターパックと速達の配達速度を比較
「どちらが早く届くのか?」は、多くの人が一番気になるポイントです。
実は、レターパックと速達のスピードには大きな差はありません。
ここでは配達時間帯や優先順位の違いを整理します。
午前・午後の差し出しで到着は変わる?
午前に差し出した場合、翌日の午前中に届くケースが多いです。
午後に差し出すと、翌日の午後以降に届くことが一般的です。
これはレターパックも速達もほとんど同じです。
ただし、地方や離島では所要時間が変わることがあるので、事前に日本郵便のサイトで確認するのが安心です。
| 発送時間 | 速達の到着目安 | レターパックの到着目安 | 
|---|---|---|
| 午前中 | 翌日午前 | 翌日午前 | 
| 午後 | 翌日午後 | 翌日午後 | 
優先順位と到着スピードの違い
速達は通常郵便の中で最優先で処理されます。
一方、レターパックは「速達相当のスピード」ではありますが、郵便全体の仕組みの中では速達より優先度が低いとされています。
ただし、実際の到着時間にはほとんど差がなく、都市部では「ほぼ同じ速度」と考えてOKです。
確実な優先度を求めるなら速達、コスト重視ならレターパックというイメージを持つと選びやすいです。
レターパックと速達の料金を比較
スピードがほぼ同じなら、次に気になるのは「料金の違い」ですよね。
ここでは軽量時と重量時に分けて、コストの違いを整理します。
軽量時の料金はどちらが安い?
50gや100gといった軽い郵便物なら、速達の方が安くなるケースがあります。
例えば、50gの定形郵便(84円)に速達料金300円を加えると、合計384円で送れます。
一方、レターパックライトは430円、レターパックプラスは600円なので、速達がコスト面で有利です。
| 重量 | 速達の料金例 | レターパックライト | レターパックプラス | 
|---|---|---|---|
| 50g | 384円 | 430円 | 600円 | 
| 100g | 434円 | 430円 | 600円 | 
| 250g | 484円 | 430円 | 600円 | 
ただし100gを超えると速達とレターパックの料金が近づいてくるため、軽量物は速達、それ以上はレターパックを検討するのがポイントです。
重量がある場合にお得なのはどっち?
250gを超えると速達料金が一気に上がります。
例えば2kgの荷物を速達で送ると、基本料金+追加料金で1,000円近くかかるケースもあります。
一方、レターパックは4kgまでならプラス600円、ライト430円で送れるので断然お得です。
| 重量 | 速達の料金目安 | レターパックライト | レターパックプラス | 
|---|---|---|---|
| 500g | 750円前後 | 430円 | 600円 | 
| 1kg | 900円前後 | 430円 | 600円 | 
| 2kg | 1,000円以上 | 430円 | 600円 | 
重量物を送るなら速達よりレターパックが圧倒的に有利ということですね。
使い分けのポイントを解説
料金やスピードを踏まえると、状況に応じて使い分けるのが賢い方法です。
ここでは「荷物の種類」と「受取方法・地域」の2つの視点で整理します。
荷物の種類やサイズで選ぶ
速達は軽量で薄い書類を送るときに適しています。
履歴書や願書など、数枚の紙を送りたいときに便利です。
レターパックは厚みのある書類や小さな荷物に向いています。
ビジネス資料や小型のガジェットなど、速達では割高になる物を送るならレターパックが安心です。
| 送るもの | おすすめサービス | 理由 | 
|---|---|---|
| 履歴書・契約書 | 速達 | 軽量で安価に送れる | 
| ビジネス資料(数百g) | レターパックライト | 追跡可能&ポスト投函 | 
| 小型の電子機器 | レターパックプラス | 厚み制限なし&手渡し | 
受取方法や配達地域で選ぶ
速達は不在時にポスト投函されることもありますが、確実に早く届けたい場合に適しています。
レターパックライトはポスト投函型なので、不在が多い相手に便利です。
レターパックプラスは手渡しが基本なので、受け取り確認が必要な荷物に安心です。
また、離島や地方では速達が優先される場合があるので、地域事情も考慮して選びましょう。
シチュエーション別おすすめの選び方
実際に送るシーンを想定すると、レターパックと速達の違いがより分かりやすくなります。
ここでは代表的なケースを3つ取り上げ、それぞれにおすすめのサービスを紹介します。
重要書類を送る場合
契約書や申込書など「確実に手渡しで届けたい」場合はレターパックプラスが安心です。
受取人が不在の場合も再配達されるため、確実に本人に届きます。
重要性の高い書類=プラスを選ぶと覚えておくと良いでしょう。
小荷物や厚みのある荷物を送る場合
小型の電子機器や厚みのあるカタログを送りたい場合はレターパックライトが適しています。
3cm以内であれば郵便受けに投函されるため、受取人が不在でも問題ありません。
コストも430円と抑えられるので、頻繁に利用する方におすすめです。
| シチュエーション | おすすめ | 理由 | 
|---|---|---|
| 契約書や公的書類 | レターパックプラス | 手渡しで確実に届けられる | 
| 小型の荷物や冊子 | レターパックライト | 厚み3cm以内なら安価で便利 | 
| 履歴書・願書 | 速達 | 軽量で安く、スピード重視 | 
軽量の手紙を早く届けたい場合
履歴書や願書のように「とにかく急ぎで送りたい」軽量の書類は速達がおすすめです。
数百円で済むため、レターパックよりコストを抑えて利用できます。
重量が軽い場合は速達が最適解です。
まとめ:結局レターパックと速達どちらを選ぶべき?
ここまで、レターパックと速達を速度・料金・使い勝手の観点で比較してきました。
結論としては、次のように整理できます。
- 軽量物(〜250g程度)なら速達 → コストを抑えながらスピード重視
- 重量物や厚みのある荷物ならレターパック → 全国一律料金で安心
- 手渡しで確実に届けたい場合はレターパックプラス
- 不在が多い相手にはレターパックライト
両者はスピードにほとんど差がありません。
そのため料金・受取方法・荷物の性質を基準に選ぶのが賢い方法です。
あなたの状況に合わせて最適なサービスを選び、スムーズな郵送を実現しましょう。
 
  
  
  
  
